あなたに不幸になってほしいんじゃない
わたしと同じ独りになってほしいんじゃない
わたしが見たいのは　そんな顔じゃない
こんな現実じゃない

どんなとこでも闘エルと思った
どんなとこでも独りで歩イテイケルと言った
だから今はどんな現実でも受け止めていける
そう思っていたのに

もう終わったんだよ？
あの頃の闇じゃないんだよ？
もう何も怖がらなくていいのに
暗闇が追ってきてるような気がして
いつも振り向きながら歩いてしまう

ねぇ　どうしてわたしたち
うまく歩けないんだろうね

笑ってるの？
なんで笑ってるの？
幸せなの？
手首に傷が残ってる今も？

「信じてる」なんて
君の口から聞くとは思わなかったよ
だってずっと一緒に暗闇にいたのに
二人だけだったのに

憧れていた羽根を手にして
なんの未練もなく飛んでいったの？

泣いてるのはあたしだけなの？
今もうまく飛べなくて
子どもみたいに泣きじゃくってるあたしだけ
ごめんね
でも置いていかないでって
分かってくれてると思ってた

あたしだけ置いてけぼりだね
泣いてもかまわないんだね
もう気づかないんだね

忘れてしまったんだね